知っていましたか?日本の筆の持ち方と中国の筆の持ち方が違うということを。

こんにちは。

書家の木村翼沙です。

 

早速ですが、

我らがしっかり自由に学べる大人の書道教室、

翼沙書道教室(通学・通信)は生徒さんの国籍も様々だったりします。

 

そこで、中国書法の事情を垣間みるような出来事がありましたので、

本日は、中国の筆の持ち方について。

 

中国と台湾の生徒さんの筆の持ち方に注目です。

木村翼沙書道教室(通学・通信)

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上の写真、左側の方の筆の持ち方、日本だと少し珍しいですが、

中国では、ほとんどの方が

甲を上げて人差し指が軸を押さえ、親指が上を向く持ち方をしています。

この持ち方では、軸が常にまっすぐになるのでとても安定します。

 

木村翼沙書道教室(通学・通信)

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この生徒さんも同様の持ち方です。

 

ちなみに、彼女たちは、書道を習った事はないそうです。

小学校の授業で少し習っただけとのこと。

この辺りは日本の事情とあまり変わりませんね。

しかし、筆の持ち方の基本が安定していることは、

さすがと感心してしまいます。

 

お二人ともに「その持ち方はどうしたの?」と尋ねたところ、

「え?」という感じ。

「無意識に筆を持ったらこうなった。」とおっしゃっていました。

面白いですね。^^

 

 

下の写真は台湾で書道を習った時の写真。

やはり、台湾の先生もこの持ち方です。

木村翼沙書道教室(通学・通信)

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この時は、同じく台湾の有名な老舗の書道道具店にて、

店員さんに筆使いを尋ねた時の写真です。

木村翼沙書道教室(通学・通信)

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このように、中国や台湾では、様々な場面で様々な人たちが、上記の筆の持ち方をしています。

(もちろん、この持ち方だけしか見かけないというのではなく、

圧倒的に多いと感じる、という話です。)

 

また、書道史上、最も有名な書家「王羲之」の生誕の地、

中国山東省臨沂市の王羲之故居内に書道教室なるものがあり、

以前、見学させて頂いたことがあり、

そこでは、20人程の子供たちに少数の大人が混ざって

一斉に練習しておりましたが、皆、上記の筆の持ち方です。

(ちなみに練習内容は、楷書の古典の臨書でした。

古典名までは分かりませんでしたが、黄自元かな?)

 

筆の持ち方が大切なんだと、その先生は繰り返していました。

私も強くそう思います。

 

さて、ここで、一つの疑問が出てきます。

 

では、どの筆の持ち方が正解なのか?

 

ちなみに当教室で指導している筆の持ち方の基本は下記をご参照ください。

知っていましたか?「筆の持ち方によって、線質が大きく変わる!」ということを。

 

それに、国によって基本の持ち方が違うのか?

 

…いいえ、国によるのではありません。

 

書く内容やお道具によっても変わるだろうし、

指導者によっても変わることと思います。

 

お道具は適材適所なのです。

是非、上記記事リンクを見て頂きたいのですが、

つまり、書きたい内容によって、持ち方も変わるのです。

 

今、ここで取り上げている中国・台湾の筆の持ち方の前にひとつの共通点があります。

 

それは、全て楷書を書いているということです。

 

例えば、筆をよく動かすためにはこの持ち方は適していないかもなあ、と思います。

行書や草書なんかを素早くサラサラ書くには、こんな持ち方になるんじゃないかな、と。

木村翼沙書道教室(通学・通信)

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これは、孔子様の故居、曲阜の露天商にての一コマです。

やはり書のメッカ、中国です。

どこに行っても、このような文房四宝の露天商があって、

筆を自由に試せる水書紙が置いてあって、

腕自慢がずっと試しています。^^

 

また、書体の種類のこととは別に、

中国と日本では紙の種類が違うことも

持ち方の違いに繋がるようです。

 

日本の紙は「和紙」。

「和」(=「日本」)と他のどの紙とも区別されているように、

特別のものです。

 

物によるから一概に言えないのですが、

下記の話はイメージとして受け止めて下さいね。^^

 

基本的に和紙はとても丈夫なので、筆にしっかり圧力をかけても

受け止めてくれます。

 

しかし、例えば、中国の紙で、筆で書いていて、

時々、紙がくっついてくる弱いものがあります。

 

その紙だと、筆をまっすぐ立てて書くのではなく、

筆を振り回して書くようにしなければ上手く書けないのです。

そうすると、自ずと持ち方を変えなければ、書き方を変えなければ、

今まで通りの対応ができないのです。

 

中国の紙は日本の紙と素材そのものが異なります。

(中国=竹・藁・青檀(せいたん)など/日本=楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)など)

 

そこで、素材に応じて内容を変える工夫が必要となる。

当然のことです。

 

自分の思い通りにしようと、自分の知識だけで、

適さない方法を力技でやっつけようと思わないで下さい。

 

一つの方法が全てに万能ではないのです。

まして、国が違えば色んなことが本当に色々変わってきます。

(例えば、あなたが過去にたまたま師事した先生のコミュニティにおいて、

あなたの正解を一つにしないで下さいね^^

本当に色んなことがあるんです。

逆に言うと、それぐらい、先生は絶対なんですよね、私も心して指導致します^^)

 

さて、諸々を適材適所に、臨機応変に対応する。

その為には、色々な知識と経験が必要です。

その為には、色々試さないと、ね。^^

是非、色々な素材に色々な持ち方を試して下さいませ!

 

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