筆の洗い方について。筆を正しく手入れしてあげると美しい文字が書けます・筆が長持ちします!

こんにちは。

 

書家・詩人で旅人の木村翼沙です。

最近、寒いですね。

 

寒暖の差が激しいと体調を崩しやいので、

体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さいね。

 

さて、本日は、「筆の洗い方」について。

「筆の持ち方」はもうマスターしましたよね?

まだの方は下記リンクをご参照ください。

https://hudemoji.wordpress.com/2015/01/29/知っていましたか?「筆の持ち方によって、線質/

(リンク先参照:知っていましたか?「筆の持ち方によって、線質が大きく変わる!」ということを。)

 

書き終わった後の手入れによっても、書き味が大きく変わります。

いつでも最高の線を書きたいですよね^^

 

その為に重要なことは、「お手入れ」です。

それは結局、「愛情」です。

愛情をかけてあげれば、ちゃんと応えてくれるのです。

 

では、どんな手入れをするべきでしょうか。

まず、「筆を洗わない書家」もいます。

また、「筆を全部おろさない書家」もいます。

 

よく、墨でガチガチに固められた筆(使ったあとそのままにした筆です。)

を墨でほぐす、なんて光景を見ることがあります。

 

よくあるのは、

「職業書家」さんのたくさん書かなきゃいけないから、いちいち洗ってられないよパターン。

(上記の方々はだいたい濃墨・かすれ表現が多いかと思われます。)

「ずぼら」さんの面倒だから、いちいち洗ってられないよパターン。

「初心者」さんの「なんか筆が固まってる方が書きやすい気がする」と気がしているパターン。

「子供の頃のお習字では、筆を全部おろさなかったけど。。?」のパターン。

(これは諸々あって、一概には言えませんが、詰まる所、教育上の犠牲です。

子供のお習字問題、特に学校教育現場での書写に関しては、議論が絶えない訳です。

今日は別のテーマなので議論しませんがね^^;;)

 

それぞれ、言い分はあろうかと思いますが、

結局のところ、ちゃんと洗って上げないと、筆がかわいそうなのです。

職人さんが一本一本丁寧に作った筆の、”本来の面目”を発揮出来ずに御免!

という感じです。

 

「ずぼら」さんに言いたいのは、

そもそも、”いちいち”筆で字を書いている時点で、

あなた「ずぼら」さんじゃ、ないでしょう^^;;

なんで、デジタル全盛期のこの便利な世の中になってまで、

「筆と墨」を使って「文字」を書こうとしているあなたが、

筆を洗うのは面倒くさいのでしょうか。

面倒くさくなるために書道を始めたのではないですよね!^^;;;

 

「初心者」さんに言いたいのは、

「なんか筆が固まってる方が書きやすい気がする」、

その気持ち、分かります。

本当に、硬めの筆の方がコントロールしやすいんですよ。

これまで硬筆の感触に慣れて来た人が、いきなり毛筆の弾力たっぷり感は

少し違和感を感じるものなのです。

でも、それはそういうものなんですよ。

 

字がきれいになりたいから、「書道」を習ったのに、

毛筆の扱いで手こずるなんて、予想外!ということでしょう。

 

焦らないで下さいませ。

 

文字は、毛筆の造形によるものといえますから、

毛筆の扱いに慣れた頃には、文字も美しくなります。

そして、それは結構すぐです。あっという間です^^

 

さらに、それによって、文字の構造・本質を理解出来るから、

どんな文字でも美しく書けるようになります。

 

これが、筆で文字を学ぶ重要な理由の一つなのです。

実は、木村翼沙書道教室(通学・通信)で最初に使うおススメ筆は、

「硬め」のものです。

ですから、硬めの筆を固めなくても、大丈夫^^;

 

安心して筆に委ねてください。

あなたが「筆をコントロールする」というよりは

あなたを「筆が受け止めてくれる」という感じです。

(もう少し慣れると、あなたのしたいことを「筆に聞く」という感じになります^^

今は訳が分からないと思いますが、本当のことです。

故に、書の奥深いこと凄まじいと感じ入るところなのですよ。。)

 

さて、ではお待たせ致しました。

本日のテーマです。^^

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

おすすめの筆の洗い方は、

水道水を流しながら、上の写真のように

筆を指で押えて根元部分に水を流します。

根元部分から墨がじわっと出てきます。

それがある程度なくなるまで、繰り返します。

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

或は、上の写真のように、水道水を流しながら、

指で筆を開いて墨を流すということもします。

いずれにしても、「筆についた墨を取りたい」ことが目的なので、

その目的が達成できれば良いのです。

(*ここで超注意してほしいのは、洗うときに必ず「毛の流れを保つ」ことです。)

 

さらに、その「筆についた墨を取りたい」目的そのものは、

「次にその筆を使う時に、良いコンディションで使いたい」ためですよね。

 

「良いコンディションで使いたい」目的は、文字の練習をして、

美しい文字、書きたい文字を書くためですよね。

 

だから、洗わないことは、未来のあなたが少しの後悔をすることなのです。^^;;

それに、ちゃんと手入れしてあげた筆は長持ちしますしね。

 

書き終わったら、使った筆を洗ってあげる、ほんの数分のことが、

ストレスなく書道を続けるポイントともなる訳です。

だから、筆はちゃんと洗って上げましょう^^

 

しかし、正直、墨汁を使った場合、墨が完全に取れるということはありません。

(これについては、また改めて。)

 

従って、上の方法で筆を洗っても、墨はなかなかなくなりません。

だから、”ある程度”、墨がなくなったら、洗い完了です。

 

ちなみに、墨色にこだわった作品を書きたいときは、

墨汁を使った筆を使わないことです。

私は、墨汁用の筆と、擦った墨用筆を分けています。

きれいな墨色を出したいのに、水の種類までこだわったのに、

筆に墨汁が残っている!なんて残念な話ですよね。

 

初めはそんなにシビアに考えなくて良いと思いますが、

だんだん作品を書くようになって、色んなことに気を使い始めたら、

筆は分けるべきでしょう^^

さて、仕上げは、

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

上記写真のように、毛の流れにそって、水を流して

筆の向きを整えてあげます。

(毛の流れ(方向)が整っていることが非常に重要です。

墨を取るために、筆を開いたり押さえたりしている間に、

平行にセットされている毛が、中で絡まったり、結ばれたりして、

流れが狂うのです。すると所謂、「筆がすぐ割れる」ようになったりする訳です。

ですから、洗うときは、毛の流れに超注意してくださいね!)

 

そして、最後。これが最も重要です。

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

木村翼沙書道教室・筆の洗い方

かならず、筆を上記写真のように円錐形に整えてあげることです。

円錐形の頂点は必ず中心にくるようにして下さいね。

 

この時、筆の円錐形が歪んだり、毛を整えずに乱れたままだと、

その形のクセ(人間の髪の毛同様、寝癖のような、、)がついてしまいます。

 

そして、なかなか元の形に戻りません。

次にコンディション良く使うために、必ず、きれいな円錐形に仕上げてください。

乾かすときは、吊るすのがベストですが、

寝かしても、筆立てで休ませても構いません。

 

要するに、円錐形をキープすることが重要なのです。

 

では、筆に愛情をもって、毎回大切に洗って下さいね^^

こういう愛情は、必ず自分自身に返ってくるものなのですから。。。^^

 

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